Googleマップは非常に便利なツールですが、使っていると困ることも少なくありません。この記事では、よくある問題点とその解決策を紹介します。今回は、あえて「ユーザー目線」(オーナー側ではなく)で書いています。この問題を解決できるようにオーナー側がビジネスプロフィールを最適化していくことで、ユーザー評価が高まり、集客力UPへとつながります。ぜひ参考にしてみてください。
Googleマップのユーザーがどういうことで困るのか、見ていきましょう。
1. ナビゲーション関連の問題
問題: 経路が最適でない
解決策:
- 移動前に「ルートのオプション」を確認し、「有料道路を避ける」「高速道路を避ける」などの設定を調整する。
- 複数のルートが表示された場合は、より短時間のルートを手動で選択する。
- Googleマップの「混雑予測」を活用し、リアルタイムの渋滞状況をチェックする。
問題: GPSの精度が悪い
解決策:
- 屋内や高層ビルの間ではGPSの誤差が大きくなるため、Wi-FiをONにして位置情報の精度を高める。
- スマートフォンのGPS設定を「高精度」にする(設定 → 位置情報 → 精度を向上させる)。
- 一度Googleマップを再起動し、再度位置情報を取得する。
問題: 目的地周辺での案内が不十分
解決策:
- ストリートビューを活用し、目的地の外観や入り口の位置を事前に確認する。
- 目的地が複数の出入口を持つ場合、口コミや写真を見て正しいルートを判断する。
2. 検索・情報関連の問題
問題: 閉店している店舗が表示される
解決策:
- 目的地の最新情報を「公式ウェブサイト」や「SNS」でチェックする。
- 口コミ欄で最近のレビューがあるか確認し、最新の営業状況を把握する。
問題: スポットの情報が不正確
解決策:
- Googleマップの「情報の修正を提案」機能を使って、間違った情報を報告する。
- 公式サイトと比較し、正しい住所・電話番号を確認する。
問題: 目的地の名前が似ていて間違えやすい
解決策:
- 住所を入力する際、郵便番号や地名まで正確に入力する。
- 口コミや写真を見て、自分の目的地が正しいか再確認する。
3. オフラインでの使用
問題: インターネット接続がないと使えない
解決策:
- 事前に「オフラインマップ」をダウンロードしておく(Googleマップのメニューから「オフラインマップ」を選択)。
- オフラインマップをダウンロードすると、インターネットなしでもナビゲーションが可能になる。
4. 操作性・UI関連
問題: ルート変更がしづらい
解決策:
- 経路上のポイントを長押ししてドラッグすることで、ルートを手動で調整できる。
- 経由地を追加することで、より希望に近いルートを作成する。
問題: 徒歩・自転車ルートが不便
解決策:
- ナビの種類を変更し、「徒歩」「自転車」モードを試す。
- ルートの途中に階段や急坂が含まれていないか、ストリートビューで事前確認する。
問題: 目的地を複数設定できない
解決策:
- 「経由地を追加」機能を活用し、複数の目的地を設定する。
5. レビューや評価の信頼性
問題: サクラレビューがある
解決策:
- 「評価が極端に高い・低いレビュー」や「短期間で大量に投稿されたレビュー」に注意する。
- 低評価のレビューも併せて確認し、実際の利用者の意見を参考にする。
問題: 古いレビューが混ざっている
解決策:
- 最新のレビューを優先して確認する(「並び替え」オプションで「最新順」に変更)。
- 直近の口コミが投稿されているかどうかで、最新情報を見極める。
6. プライバシー・セキュリティ
問題: 位置情報のトラッキングが気になる
解決策:
- Googleアカウントの「ロケーション履歴」をOFFにする(設定 → Google → ロケーション履歴)。
- 一定期間が経過したら、ロケーション履歴を自動削除する設定にする。
問題: 知らないうちに自分の写真が載っている
解決策:
- Googleマップの「ストリートビューの削除リクエスト」を利用して、自分や個人情報が写った画像を削除依頼する。
- 店舗のレビュー欄に自分の写真が掲載されていた場合、投稿者やGoogleに報告する。
最後に
これらの解決策を実践することで、Googleマップユーザーはより快適にGoogleマップを使うことができます。これを参考に、オーナー側でGoogleマップの最適化をはかっていきましょう。
使い方がかわらない、ビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の運営方法に不安があるという方は、情報化学研究所までお問合せください。